質問一覧

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定期的に更新していきます


Q. 不登校の背景に何らかの精神障害が疑われるようでしたら、小児精神科医に相談したほうがよろしいでしょうか?

A.受診を勧める場合もありますが、精神科を紹介することによる本人や保護者の心理的な影響も考慮すべきかと思います。緊急性がある場合は別としてですが。


Q. 新型コロナウイルスで、担任が不登校児童の家庭訪問があまりできない状況と言われる学校がありますが、そのような場合どのようにして本人との関係つくりをアドバイスできますか。

A.それまでの関係性と連絡方法にもよるかと思いますが、電話で対応している先生も少なくないと思います。


Q. 学校で相談員をしています。登校刺激には、どんなものがある(いい)でしょうか? 不登校児の担任から相談を受けるのですが、多くの先生はどうしても腫れ物を扱うようになっています。実際、担任が「ガンバって来ようね」と数日ぶりに登校した子に声をかけたら、「”先生の声かけがプレッシャーだから行かない”と、言ってます」と保護者からの電話があり、落ち込んでいる人も結構多いです。 「どうしたらいいか、わからない」と相談を受けることも、多々あります。 ご指導、よろしくお願いいたします。

A.それまでのアセスメントと見立て、また先生との関係性等から登校刺激が必要か否かまず考えると思います。悪化するリスクもあるならば軽率な登校刺激は避けるべきでしょう。義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律が施行されたことにより、不登校は進路の問題でもあるとされています。つまり登校を第1目標にするのではなく、教育機会の確保がなされているか検討していくことが妥当と思います。


Q. 小学生は通級に通う子がいますが、どの様なことを 学んでいますか? 具体的に知りたいです。

A.個別の指導計画に基づき、個々の障害に応じた指導内容と指導方法が行われています。特に、決まった教科書や教材がなく、一人一人の状況に応じた指導を行います。


Q. 不登校の問題に対して学校や相談センター等が積極的に動いていない(機能していない)場合の有効な手立てがあれば知りたいです。

A.心理師がどの立場で関わるかによって変わるかと思います。スクールカウンセラーと児童相談所の児童心理司では求められるものや、できることが異なってくるかと思います。


Q. 学校現場で現在,教諭として勤務している者です。今回の事例は不登校に関係するものが中心でしたが,学校で勤務してると日々,具体的にどうしたら良いのでしょうか,という質問を保護者の方からされることもあります。 「不登校は早く改善しなければいけないのでしょうか」 「肢体不自由ですが知的には問題がないので通常学級でこれからも学ばせたいのですがどうすればいいでしょうか」などなど。 どうお答えしたら良いか,自分の考えを伝えていいものか困ることが多々あります。 教諭としての立場,公認心理師としての立場でも異なると思いますが教えていただければと思います。

A.心理師でもよって立つ理論等の違いによって、対応は異なる場合も少なくないと思います。正解というのはないかと思います。この質問例からですが、いずれにしても保護者のニーズをきちんと把握した上で、具体的なアドバイスの前に心理的な安定を図るための対応が優先されるかと思います。そのために受容と共感をしっかりと行うということから始める心理師も多いかと思います。私の場合ですが、「子どもにどうなってほしいか」という目標を保護者と共に設定した上で、適宜、回答を選択すると思います。


Q.教育の現場で、児童や生徒との面談中に先生が1番気をつけていることは何ですか? また、うまく話しをしてもらえる方法は、ありますか?

A.面接の場が児童生徒の負担にならないようにすることです。つねにジョイニングやチューニングと言われる技法は意識しています。


Q. 連携(チーム学校)等の形で連携するときや、アセスメントで関係者から情報を聞き取ったりする時の、必要と思われる情報の選別が難しいと感じた。漠然とした質問で申し訳ないですが、何かポイントがあれば、ご教授いただきたいと思います。

A.生物・心理・社会モデルや認知行動理論(状況-認知-感情-生理-行動との関係)などを意識して、情報を収集しています。


Q. 不登校児に学校へ慣れさせる方法として、まずは通学路を歩く距離を少しずつ伸ばすとか、短時間のみ学校に来てみるとか、保健室登校から始めるなどという暴露療法があると思いますが、適応年齢はあるのでしょうか?小学生だけでなく、中学・高校生にも有効ですか?

A.回避行動による不安等が維持・悪化している場合なら、年齢に関係なく有効かと思っていますが、曝露療法を行うにあたっての動機づけの問題も考慮したほうが良いかと思います。


Q. コンサルテーションとカウンセリングの違いについて、わかりやすく再度教えていただきたいです。

A.関係性で述べると、コンサルテーションは専門家同士の横の関係であり、カウンセリングはカウンセラーとクライエントの関係であります。


Q. 教育現場では、心理職か、担任の先生か、事例3のように養護教諭など関係性がすでにとれている人か誰が中心に関わるのか、心理職は専門性を生かししつつどの程度自身で動くのか。

A.ケース会議等で適材適所で動くと思います。その場合、心理職は生物・心理・社会モデルの心理的側面に関して助言等を行っていくことが考えられます。


Q. 84ページの上の図のコーディネーターは、具体的に誰のことでしょう?状況に応じて、適切な方が担うという理解でよいですか?

Q.コミュニティの構築・再構築への関与について具体的に教えてほしいです。

Q.講義内で出てきました、不登校を考える際に気にしたほうが良い「家庭にかかわる状況」とは、具体的にどのようなものでしょうか。

Q.改正障害者差別解消法が本年6月4日に公布されたと記憶しておりますが、民間事業所も合理的配慮が義務化されると認識してよろしいでしょうか。

Q.主治医から学校への指示というのは具体的にこれまで先生のご経験として どういったものがあったのか、役に立ったことがあったのか知りたかったです。高校生の不登校に対する地域のリソースとしてどんなものがあるのでしょうか。

Q.いじめの解消についての質問です。いじめが解消している状態とは、①いじめ行為が止んでいる状態が3か月以上②被害者が心身の苦痛を受けていない、とされているとのことですが、転校等で実際にいじめ行為を受けることがなくなっても、数か月以上経過してもPTSDで苦しんでいる状態が続く場合、心身の苦痛は受けていることになり、いじめ行為が解消しているとは言えないとの認識でよろしいでしょうか?

上記6質問については、動画内で回答しております。
下記URLをクリック後、パスワードを入力していただくと視聴できます。

URL:https://vimeo.com/614214746
パスワード:7werzdv

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