質問一覧

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更新日:12月4日 定期的に更新していきます。 


Q. 3大療法の一つに挙げられている来談者中心療法などの人間性療法をその他に分類された理由は?

A.現任者講習会テキストの中での分類のお話ですね。編集を行われた日本心理研修センターでなければ、その理由がわかりません。


Q. 心理療法の各アプローチについて、カウンセラーは、○○アプローチでカウンセリングしますというスタンスなのか、必要に応じてアプローチを変えるのか、現在日本ではどういう傾向がありますか?

A.セラピストによって大きく異なると思われます。ただ、最近では折衷型で行われる方が多いようです。


Q. ジョイニングとリフレーミングのお話がありましたが、家族らに参加してもらい、多人数対セラピストとなると少し萎縮してしまい、うまくジョイニングできるだろうか(その場で信用してもらうにはどのようにしていけば良いのだろうか)と不安があります。ジョイニングの際、心掛けている話し方や、コツなどありました教えていただきたいです。

A.家族療法家はそのためのトレーニングを受けているので、この回答で答えられることはどうしても限られてしまいます。まずは、家族療法がもとにしているシステム論的理解や見立てを行い、その中で状況ごとに判断していきます。


Q. 動機づけ面接ですが、心理力動的心理療法、人間性主義的・体験的心理療法、認知行動論的心理療法、システム論的心理療法のすべてで用いられるものですか。それとも、特定の心理療法になるのでしょうか。 ・作業同盟ができたと思っていても、その判断が間違っている場合はないのでしょうか。また、間違っている場合にはどうなるのでしょうか。

A.各種心理療法とは別の特定の心理療法だと見なされることが多いですが、認知行動論的心理療法、システム論的心理療法など比較的組み合わせやすい心理療法もありますので、カウンセラーによっては組み合わせて使うことも考えられます。 作業同盟については間違っていることは十分にあり得ます。そのときにどうするのがいいかは、個別に検討する必要があり、一般論としてお答えすることはできません。


Q. 統合的アプローチが注目されているようですが、どんなアプローチですか?

A.統合的アプローチにもいくつかの考え方があります。現任者講習会テキスト「IV 統合的アプローチ」に簡潔な説明があります。


Q. テキスト203ページの表2に出てくる「感情」と「情動」について 本講義中で古宮先生は、この二つの用語をどのように定義し、そして使い分けておられるのか。

A.感情と情動に違いについてはいくつかの考え方がありますが、おそらく、情動のほうが感情よりも短く一過性のものだというとらえ方が多いと思います。テキスト当該部分でどう使い分けているかは分かりませんし、私も講義においてその二つを厳密に使い分けていはいません。


Q. 段階的エクスポージャーと集中的エクスポージャーは、どういうクライエントの時にそれぞれ選択するのか知りたいです。

A.クライエントが、集中的に早く暴露されてさっさと治療を進めたいと望むか、それとも集中的暴露はきつすぎるから段階的暴露がいいと望むか、がまず最初の選択要因です。その他にも恐怖症の対象や、どれくらいの治療期間および回数を確保できるか、など複数の要因を考慮して選択します。


Q. 緩和ケアと終末期ケアの違いについて、もう少し詳しく説明していただければと思います。

A.緩和ケアとは、身体、心理などの苦痛を緩和するケアで、医学的治療の初期段階からおこなわれるものです。終末期ケアは、人生の最期をなるべく苦痛が少なく、かつ尊厳を維持して生きて死んでゆけるよう支援するケアです。


Q. 高齢者児童虐待を疑う時に、具体的にはどこに連絡を入れればいいですか?

A.高齢者虐待は都道府県にある地域包括支援センターです。児童虐待は市町村の児童相談所、福祉事務所です。また、電話で24時間対応の「189」番でも受け付けています。「いちはやく」と覚えると覚えやすいです。また、実際には市民が警察に通報することも多いようで、それでも対応してもらえます。


Q. カウンセラーが、逆転移をしないよう注意が必要とありました。日頃の業務はカウンセリングでなく、相談員なのですが、思い当たるフシがありました。どのように対応したりどのような考え方をしていけば宜しいでしょうか?具体的なご意見をいただけたらと思います。

A.とても重要で、かつここでお答えすることはとてもできない複雑な内容ですので、有能なカウンセラーに相談されることをお勧めします。


Q. クライアント(の課題内容)によって、精神分析の方が望ましい場合と認知行動療法の方が望ましいという場合といったことはあるのでしょうか。

A.援助者によってかなり考え方と実践は違っており、統一見解はありません。


Q. テキストにある「ブリーフ・セラピー」と講義で説明された「ブリーフ・サイコセラピー」は同じものと見なして良いでしょうか?両者ともシステム論的アプローチに該当しますか?

A.同じもので、システム論的アプローチです


Q. 講義ではアクセプタンス&コミットメントセラピーとなっていたが、テキストにはアクセプランス&コミットメントセラピーとなっていました。どちらでも良いのでしょうか。

A.テキストが誤りです。正しくはアクセプタンス&コミットメントセラピーです。


Q. 自分自身がカウンセラーとなった時は、自分の心の問題を解決するため、自分自身もカウンセリングにかかったほうがよいのでしょうか?
よろしくお願いします。

A.11月15日ライブ回答セッションで回答済み


Q. ケースに応じて心理療法のアプローチ方法を変えていくと思いますが、一つのケースで様々な心理療法で介入していくことも多いですか?
その場合どんな心理療法を組み合わせていますか?
現在自分が福祉の現場で関わっている中で、無意識に色々な技法を使っているなと自身を振り返っていました。(例えば、来談者中心療法を主軸としつつ、認知行動療法で介入し、利用者に自分の行動や考えに気づいてもらう等)
実際にカウンセリングの現場ではどのように関わっているのか知りたいと思いました。

A.11月15日ライブ回答セッションで回答済み


Q. 予防の3つの種類について、講義ではIOMの「普遍的」「選択的」「指示的」の3つを説明されましたが。これはカプランによる「第一次」「第二次」「第三次」予防とほぼ同じ概念と考えておいてよいのでしょうか?

A.はい、ほぼ同じです。


Q. 曝露療法について、失敗した場合にはカウンセラーはどこまで責任負う必要あるのか?リスク評価はどうするのか?例えば運転を怖がっている相談者が万が一他者を轢いてしまった時の対応についてお聞きしたいです。

A.臨床心理士には損害を与えた場合の賠償保険がありますが、現在とのところ公認心理師の保険はなく、今後の課題だと思います。


Q. 緩和ケアと終末期ケアについてお伺いいたします。 終末期ケアは治療を目的としていないとおっしゃっていましたが、緩和ケアも同じく治療を目的としていないのですか?

A.緩和ケアは苦痛の緩和が目的であり、治療が目的ではありません。


Q. 「非適応的思考」の流れの中で取り上げられていた「ラベル貼り」と、「システム論的アプローチ」で紹介されていた「リフレーミング」が大変似ている印象を受けたのですが、その解釈の仕方や違い、とらえ方などが知りたいです。

A.認識を変える、という点が共通しています。リフレーミングは、システム論的アプローチにおいて使われる場合は、家族(集団)の成員たちのもつ認識を変える、という意味で使われます。


Q. 様々な心理療法や支援方法がありますが、公認心理師やカウンセラーとして実践している方々はどのように、療法を選択し、行っているのでしょうか。

A.11月15日ライブ回答セッションで回答済み


Q. 曝露療法について、失敗した場合にはカウンセラーはどこまで責任負う必要あるのか?リスク評価はどうするのか?例えば運転を怖がっている相談者が万が一他者を轢いてしまった時の対応についてお聞きしたいです。 また、秘密保持が破られる場合には、障害者虐待は法的にはまだ通報の義務が無いということでしょうか?

A.11月15日ライブ回答セッションで回答済み


Q. 統合的アプローチと、支援法の選択についても具体的に例をあげて説明してほしい。

A.11月15日ライブ回答セッションで回答済み


Q. 自分自身がカウンセラーとなった時は、自分の心の問題を解決するため、自分自身もカウンセリングにかかったほうがよいのでしょうか? よろしくお願いします。

A.これについては専門家の間で異なる見解があります。私個人としては必須だと思います。


Q. ケースに応じて心理療法のアプローチ方法を変えていくと思いますが、一つのケースで様々な心理療法で介入していくことも多いですか? その場合どんな心理療法を組み合わせていますか? 現在自分が福祉の現場で関わっている中で、無意識に色々な技法を使っているなと自身を振り返っていました。(例えば、来談者中心療法を主軸としつつ、認知行動療法で介入し、利用者に自分の行動や考えに気づいてもらう等) 実際にカウンセリングの現場ではどのように関わっているのか知りたいと思いました。

A.これは専門家によってさまざまです。実際には複数のアプローチを組み合わせる専門家が多いように思います。


Q. 「非適応的思考」の流れの中で取り上げられていた「ラベル貼り」と、「システム論的アプローチ」で紹介されていた「リフレーミング」が大変似ている印象を受けたのですが、その解釈の仕方や違い、とらえ方などが知りたいです。

A.認識を変える、という点が共通しています。リフレーミングは、システム論的アプローチにおいて使われる場合は、家族(集団)の成員たちのもつ認識を変える、という意味で使われます。


Q. 秘密保持について、虐待側の児童が何歳以上ならIC対象になるのか、IC対象にならない場合はICしなくてよいのかという疑問があります。
(※IC=インフォームド・コンセント)

A.法律等には明確に記載されていません。


Q. ブリーフサイコセラピーにおける因果論に対する相互作用論の説明が少し腑に落ちませんでした。 相互作用論の説明にあった「自分が心を開かないから人も心を開かない」というのは因果(原因:自分が心を開かない→結果:人も心を開かない)のように思えます。言わんとすることはわからなくもないのですが、カウンセラーの立場として、明確な原因があると考えない、原因の結果としてクライアントの状態があるわけではなく、クライアント自身も原因となり得るという視座を提供する?というような理解でよいでしょうか。この点、補足いただければありがたいです。

A.自分が心を開かない、ということと、相手が心を開かない、ということが両方同時に起きて両方を固定化させており、どちらが先に起こしたかは分からないし、解決のためには分かる必要もないのでそこにはこだわらない、ということだと理解します。


Q. 

A.

 

 

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